海の沿岸では11ナイロンの結束バンドを使用

結束バンドは今や幅広い分野で使われるようになっています。

産業用としてだけではなく、身近なお店などでも販売しており、家庭で使用されることもあります。用途も様々です。ところで結束バンドは、一般的に66ナイロンという素材で作られていますが、それだけではなく他の素材でも作られています。例えば、同じナイロンでは46ナイロンや11ナイロンといった別の素材でも作られていますし、ナイロン以外のポリプロピレン、ポリエチレンといった素材でも作られています。

様々な素材で作ることにより、製品の特長が異なってきます。それによって用途に合わせて使うことが出来るようになります。例えば、屋外で使用する場合、太陽光に含まれている紫外線を浴びることもありますし、温度変化を受けたり雨に打たれることもあります。そのような環境下で使用し続けると、結束バンドの表面が変質し破断してしまうこともあります。そのため屋内用として使用される素材のものは避け、屋外用のものを使用します。ところが、結束バンドを変質させるものは紫外線などだけではありません。

塩分でも変質します。そのため、例えば海の沿岸部に吹く潮風にあたることで変質します。実は紫外線などに強い屋外用の製品であっても塩にはあまり強くないものもあります。先ほどナイロンとして列挙した中の一つ、11ナイロンは塩害に強い素材で、これで作られた製品は海の沿岸における長期間の使用にも耐えうるものになっています。ですので、海の沿岸ではただ屋外用ということではなく11ナイロンで作られた耐塩害性のあるものを使用します。

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