メガソーラーに用いる結束バンドとは

地球温暖化が深刻さを増しており、2001年に開催された京都会議でCo2の削減を向こう20年の間に60%削減することが決議されました。

その影響を受けて、日本国内では企業はもとより一般家庭でも自然エネルギーを使用した太陽光ソーラーパネルの設置に国からの補助金が適応されます。一般家庭の場合は約1400kw程度の小型ソーラーですが、企業では約5000~1万Kwを発電することが可能なメガソーラーを用いています。

メガソーラーの設置は主に広大な空き地や沿岸部になされており、土台となる足場に結束バンドを用いて固定をしています。結束バンドというとホームセンター等で販売されている太さ1cmほどの細いバンドをイメージされるでしょうが、メガソーラーパネルの固定に用いるものは大きく異なったものになります。一度固定すると外れることがないという結束バンドの特性はそのままですが、材質はナイロン12と呼ばれる耐久性に優れた糸を網目状に含ませていて外皮は劣化しにくい塩化ビニール製になっているのが特徴です。

ベルトの幅も10cm以上と太く、メガソーラーを強風でも飛ばされないようにしっかりと固定することが可能になっています。取り付ける際は手でベルトを締めるのではなく、専用のナットで土台に装着するので一般家庭向きの製品とはいえません。メガソーラー用の結束バンドが開発されたのは1999年です。まだ製品化されて年月が浅いので、今後も改良をされてより使い勝手のいい製品が登場することでしょう。

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